それから数ヶ月の時が流れた。
「ねー、フローラ、本当に行くのー?」

「うん。たぶんこのよのなかには、まだ多くの森がこまっていると思うの。にんげんもわるい人はたくさんいるけど、おじさんみたいに私たちのそんざいをしんじて森をまもろうとしている人もいる。私はそんな人々のしんじる心をふやしていければ、もっと強くなれると思うの。」

「ふーん…この森はどうすんのよ?」

「この森はまもられている。にんげんや、それにママが愛していてくれるもの。それよりシャイニーはどうするの?この森にすむの?」
「は~、私も都会暮らしが長いからね~。今更、性に合わないっていうか……ま、あんたかなり世間知らずっていうか、危なっかしいでしょ?しょ~がないから、付き合ってあげるわよ。」
妖精の森 挿絵 #09

「…くす。ありがとう、シャイニー。」

かくして、フローラとシャイニーは森を守る旅に出ました。
二人はお互いに協力し合い、時には喧嘩をし、幾多の困難を乗り越えていき成長して行きます。
その話はまた機会があれば語られる事でしょう。それでは今回のお話はこのあたりで…


「…なにしてるのシャイニー?」
「えーと、森が燃えたのが30年前でしょ…それにあのおっさんの子供の頃の歳と、フローラが一人旅出来る歳を考慮して…」
「…?シャイニー?」

「…えっ!あんた今、何歳!?」
「今年で57歳だよ。それがどうしたの?」
「うそっ!?私より30も年上でそれなのっ!」
「ぶ~、なにそれー。」

妖精の森 終わり